社会課題に挑む若手社員。テレビが取材した“注目のプロジェクト”とは

キャムコム

日本では少子高齢化により多くの産業で人手不足が深刻化しており、外国人材の活用が不可欠となっています。外国人材の活用を活性化するためのプラットフォームを構築し、企業と外国人材の双方の成長を支える「ALL-IN-ON SOLUTION」を提供しているのがキャムグローバルです。

今回のインタビューは入社5年目の宮下伊能(ミヤシタイノウ)さん。昨年解禁された外国人のドライバー雇用において、テレビなどのメディアがニュースで取り上げるなど、多くの注目を集める活躍をした宮下さんに、その舞台裏を聞きます。

※文中敬称略。所属は取材時のものです。

 

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外国人材の活用を通じて、企業の人手不足の解消をめざす

──宮下さんが担当する、コンサルタントの仕事内容を教えてください

宮下:キャムグローバルは外国人雇用に関する包括的サービスを提供しています。その中でコンサルタントは実際に企業へ当社のサービスを提案する営業要素の強い役割を担いますが、同時にその企業が求める人材の候補者を選定し紹介することも行っています。

現在、提案の一つとして力を入れているのが、2024年3月に外国人在留資格の一つである特定技能に追加された自動車運送業(トラック・バス・タクシー)の外国人ドライバー採用支援です。
もともとグループで物流業界に対してさまざまなソリューションを提案・提供しているので、必然的に私たちも物流業界に対して提案を積極的に行っており、この業界ではとにかくドライバー不足が深刻なため、私たちの提案に強い関心を寄せていただいてます。

運送会社は横のつながりも強く、特定技能のドライバー解禁についての情報交換は行われているようですが、実際に何をすればいいかわからない企業様も多いです。そういう状況ですから、私たちのアプローチが門前払いされることはほとんどありません。

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業務は社内と社外が半々。最近はAIも活用して資料作成

 

先輩からの声かけが、新しい領域へ挑戦するきっかけに

──最近話題になった宮城県の運送会社は、どのような経緯で担当されましたか?

宮下:その企業様の案件は、もともと先輩が受注獲得していたもので、ミーティング時に「宮下、このプロジェクトに挑戦してみないか?」と声をかけていただいたことがきっかけです。私自身も外国人雇用に関する多岐にわたるプロセスを経験する機会が少なかったので、「ぜひやらせてください!」と即答し、任せていただけることになりました。

 

ドライバー採用に向けたクライアントの強い思いに応えたい

──企業の担当者とお会いした際の印象やエピソードを教えてください

宮下:特定技能に関するさまざまな制度の詳細についても確認され、打ち合わせ時はかなり深掘りした質問が出るなど、細かいところまで考えていらっしゃるという印象で、自分の知識を超える質問があったほどでした。とはいうものの、その方が抱えている課題は「ドライバーの人数が足りない」というシンプルなもの。これまでも女性ドライバーの採用に力を入れたり、SNSで仕事や会社の魅力を発信したりと、とにかく人員確保に向けて相当な努力をされていました。
しかし、本社所在地が宮城県北部で、人材の多い都市部より採用活動の難易度が高いこともあり、新たな人材として外国人雇用を検討されていました。担当の方の深い課題意識と強い思いを感じ、私もしっかりと期待に応えたいと思いました。

 

前例のないプロジェクトを試行錯誤しながら成功に導く

──そんな状況の中、宮下さんはどのようなサポートを行ったのですか?

宮下:まずはどのような人材を必要としているのか、そこからヒアリングをスタートさせました。その企業様には技能実習生としてベトナムの方が在籍していたので、採用条件や求める人物像の打ち合わせにご参加いただき、多面的に検討しました。
その際に私が考えたのが、日本の交通事情と近い国の出身者なら、より働きやすいのではないかということ。日本と同じ右ハンドル左車線のインドネシアやタイの方を中心に、さまざまな外国人を集めて選考を行いました。実際の面接にも立ち会い、担当者と話し合いを重ねていったのです。

最終的に、タイ人2名に決まりました。決め手の一つは狙いどおり、タイと日本は交通事情が共通していること。加えて、技能実習生として日本での就労経験があったことや、おふたりの素直で誠実な人柄のよさでした。

制度が解禁したばかりなので、受け入れに関する国への申請業務も難航しました。担当省庁でも事例が少ないためさまざまな条件について何度も確認が必要となったり、現行ルールとすり合わせつつ制度を読み解いたりしながら、手続きをクリアしていきました。

 

先進的な取り組みが伝わることで、課題を抱える企業の一助に

──その後、テレビなどのメディアに取り上げられましたが、どのような気持ちでしたか?

宮下:業界に限らず、世の中の関心がここまで高いのか!と驚きました。また、これまでやってきたことが多少なりとも評価されたのかなという実感も得られました。メディアの波及効果は絶大で、他の会社から「見たよ!ウチでも外国人雇用を進めたい」という声をいただくようになりました。実際に担当企業様からのご紹介を受けて、取引先が増えたことに大きな手応えも感じています。

まだ外国人ドライバーの受け入れに踏み切っている企業は多くありませんが、世間でも注目されるような先進的な取り組みを今後も成功させ、人材不足でお悩みの多くの企業様や、社会インフラとして重要な物流業界に貢献していきたいです。

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法律に詳しい隣席の先輩とはいつも趣味の話で盛り上がります!

まとめ

製造業など慢性的な人手不足に悩む企業にとって、特定技能を活用した外国人雇用は有効な解決策として広く知られています。この領域で数々の実績を上げてきたキャムグローバルですが、外国人材の雇用は、法律や制度の改正により前例のないケースがこれからも多く発生していきます。

キャムグローバルは、新たな分野に積極的に取り組むことで、外国人材の活躍機会を増やし、人手不足で悩む企業を支援できるように取り組んでまいります。挑戦することで成長機会を得る、キャムコムグループならそういった環境で働くことができます。

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