カルチャー

「知識は使ってこそ意味がある」 —— 異なる職種の2人が語る、成長のためのインプット論

キャムコム

 

この記事でわかること

  • 読書は「勉強」ではなく、現場の課題を突破する「武器」になる
  • 「個の学び」は、周囲を巻き込み「組織の力」に変わる
  • 「高尚な読書」は不要。興味と直感で選んでいい

 

「学生時代はあまり本を読まなかったけれど、働き始めてから書店に行く回数が増えた」 そんな経験はありませんか?

仕事で壁にぶつかった時や、新しい技術に触れた時、本は「教科書」ではなく、現場を生き抜くための「武器」になります。

今回は、会社の「書籍購入補助手当」を利用してスキルアップに励むエンジニアの伊藤さんと、営業の桑原さんにインタビュー。それぞれの「選書」と、その知識がもたらした「仕事の変化」についてお話を伺いました。

※文中敬称略。所属は取材時のものです。

 

 

課題解決のための「一冊」の選び方

 

———今回手に取った本と、その理由を教えてください。

伊藤(エンジニア):
私が選んだのは『つくりながら学ぶ!LLM 自作入門』です。

普段の業務でChatGPTなどのAIを使用する中で、「中身はどう動いているのか?」という疑問を強く持っていました。難しそうな内部処理も、実際に手を動かして作りながらであれば理解できると考え、この本を選びました。

 

桑原(営業):
私は『人材ビジネス~採用人事担当者から経営者まで総合的に業界がわかる~』を購入しました。

営業としてお客様と接する中で、業界知識の浅さや、全体像がぼやけていることに課題を感じていました。広く知識を持って話せる営業の方が信頼を得やすいと考え、基礎から学び直そうと思ったのがきっかけです。

 

読書で得た「視点」が仕事を変える

 

———本からの学びは、実際の業務にどう活きていますか?

伊藤(エンジニア):
AIが魔法のように文章を作っているのではなく、データから確率的に言葉を選んでいるという仕組みを理解できた点が大きいです。

この視点を持てたことで、業務での調査や仕様検討の際に、AIへの指示(プロンプト)の出し方を工夫できるようになり、情報の引き出し方や調査の精度が上がりました。

また、学んだ内容を共有するために勉強会を開くようになり、チームを超えたコミュニケーションやインフラ領域への学習にも繋がっています。

 

桑原(営業):
お客様や他事業部の方との会話の内容が、より深く理解できるようになりました。

例えば「無期雇用派遣」といった仕組みや、業界特有の課題背景を知ることで、単にアプリを提案するだけでなく、お客様が抱える本質的な課題(人手不足や高齢化など)に寄り添えるようになってきたと感じます。 「相手の困っていることを解決できる営業」として、グループのハブになれるよう知識を活かしています。

 

今後の展望と、読書への向き合い方

 

———これから挑戦したいことや、同僚へのメッセージをお願いします。

伊藤(エンジニア):
今後はAIを単なるツールとしてではなく、業務プロセスそのものに組み込んで生産性を高めたり、特定の業務に特化した「小型AI」の開発にも挑戦したいと考えています。

書籍は、業界のプロが監修した正しい知識と深い洞察を体系的に学べる貴重なツールです。自分の中に新しい視点を増やすためにも、ぜひ気になる本を手に取ってみてください。

 

桑原(営業):
今後はビジネス書に限らず、特定のテーマを掘り下げる「新書」や、社会問題を反映した小説などにも手を伸ばし、知識の偏りをなくしていきたいです。

「時間がなくて読めない」という声も聞きますが、本はもっと「雑」に読んで良いと思います。義務感ではなく、「面白そう!」という興味に従って選んだ本の方が、結果的に自分の血肉になります。

この制度は、普段活字から離れている方にこそ、読書のきっかけを作ってくれるものです。スキマ時間に少し読むだけでも、きっと新しい発見があるはずです。

 


 

編集後記

「知識は“使ってこそ意味がある”」 という伊藤さんの言葉と、「本はもっと“雑”に読んでいい」 という桑原さんの言葉。 職種もキャリアも異なる2人ですが、共通していたのは「読書を特別なこととして捉えず、自分のために使い倒している」という姿勢でした。

一人ひとりが持ち寄った知見が磨き合わされることで、はじめて私たちの組織は「社会に新しい価値」を届けることができます。まずは「面白そう!」という直感を信じて今の自分をアップデートする一冊と出会っていきましょう。

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