「3年で辞める」と言った私が、3度の産休育休後もキャムコムで働く理由

キャムコムグループ 産休育休 望月

育児や家庭と向き合いながらも、着実にキャリアを築いてきた望月佑起(もちづき ゆき)さん。
3人の子どもを育てながら、新卒採用という会社の未来に関わる重要な業務を担当しています。キャムコムグループでは、性別に関係なく実力を評価し、チャンスを公平につかめる風土が根づいており、ライフステージに合わせた柔軟な働き方を支える仕組みも整っています。そんな環境の中で、望月さんがどのように仕事と家庭を両立し、自分らしくキャリアを歩んでいるのか、そのリアルに迫ります。(文中敬称略)

 

summary

・厚生労働省が、女性の採用や管理職比率などが優良な企業を認定する「えるぼし認定」を、キャムコムグループの綜合キャリアオプションと綜合キャリアトラストが取得
・「3年間でどう早く成長できるか」を一緒に考えてくれた面談や、入社前にお会いした先輩方の人柄がきっかけで入社
・営業職から産休育休を経て、Webマーケティングの部署を経て、新卒採用を担当。さまざまな経験を積んでいる
・3人の子育てと仕事をする中でのジレンマは、時間が足りないこと。限られた時間でも、新しい業務への取り組みや、自分一人の時間を大切にする
・採用の仕事では、学生さんに「会社の魅力」を伝えること、学生さんが自分の将来が想像できるように「職場環境」「仕事内容」を伝えることを意識

 

女性活躍推進企業「えるぼし認定」とは?

えるぼし認定は、女性活躍推進法に基づき、女性の活躍状況が優良な企業を厚生労働大臣が認定する制度です。採用や管理職比率など5つの評価項目があり、満たした基準に応じて3段階で評価されます。

キャムコムグループは、多様な人材が活躍できる環境づくりを推進しています。
キャムコムグループの株式会社綜合キャリアオプションは、女性管理職比率(2024年3月時点)は13.6%(平均10.9%※)をはじめ全5項目で認定基準を満たし、最高位の3つ星を取得しました。今後も外国人材や障がい者を含め、多様な人材が力を発揮できる企業をめざします。

※出典:帝国データバンク 女性登用に対する企業の意識調査(2024年)

 

プロフィール

望月 佑起(もちづき ゆき)

株式会社キャムコム 人財開発部(採用は綜合キャリアオプション付き)

経歴:
2015年4月 入社 株式会社綜合キャリアオプション 事務派遣事業部 新規開拓チーム配属
2018年2月 産休・育休
2018年3月 第1子出産
2019年6月 第2子出産
2021年4月 復帰 株式会社インタツアー インサイドセールスチーム配属
2022年8月 産休・育休
2022年10月 第3子出産
2024年4月 復帰 株式会社インタツアー キャリアアドバイザーチーム配属
2024年8月 株式会社キャムコム 人財開発部

趣味:
身体を動かすこと、公園で子供たちと全力で遊ぶこと
3歳から硬式テニスを始め、高校・大学では7年間テニス部に所属。現在も時々、職場の仲間とプライベートでプレイ。
休日の公園では、相手が子どもでも真剣勝負の鬼ごっこをする生粋の体育会系。

一日のスケジュール

8:45 出社
9:00 朝礼
9:30 メールチェック、学生さんへの連絡、面接を行う場合は1日最大で3名実施(午前1件、午後2件)
12:00 昼休み
13:00 学校訪問や学内説明会(学内説明会ではその場で面接)
16:30 退勤(時短勤務)

 

望月 佑起さんのお仕事は?

――お仕事の内容を教えてください

望月:関東・関西近郊で勤務する、株式会社綜合キャリアオプションのオフィスサポート職(事務職)の採用を主に担当しています。主な業務は、面接、面談、学校訪問、協力会社と打ち合わせ。学内説明会では学生と直接お話し、その場で選考や内定までつながることもあります。また、学校との関係づくりも重要な役割の一つです。

 

――キャムコムグループへの入社の決め手は何でしたか?

望月:就職活動では、「好きなものを仕事にしたい」という思いから、繊維商社を受けていました。ただ当時は、自己分析や志望動機を整理ができていないまま就活を進めていたため、応募した企業の選考はことごとく通過できませんでした。

改めて自己分析をした際に、親元で甘えた生活をしていたことに気づき、「地元を出て、自立し成長したい」と思うようになりました。そこで、まずは3年間、スピード感のある世界で自分を鍛えようと人材業界、広告業界に目標を定めました。面接では正直に「3年で辞めます」と、伝えてしまうなど、今思えば、やっかいな学生だったと思います。

キャムコムの選考プロセスで特に印象に残っているのは、海外事業部所属の先輩社員との面談です。立ち居振る舞いを含め、その存在に強く惹かれました。またメンターになっていただいた先輩には、3年間の成長計画を一緒に考えていただきました。そんな魅力ある先輩方に憧れ、キャムコムへの入社を決めました。

 

――やりがいを感じたエピソードを教えてください

望月:営業職時代に培ったプレゼンテーション力を活かし、学生に対して当社の魅力を最大限に伝えることが今の私の大きなミッションです。

学生から「望月さんに憧れて入社を決めました!」と言ってもらえた時や、大学の担当者から「安心して学生を紹介できます」と言っていただけた時は、本当に嬉しく、やっていてよかったと実感します。

人事としての業務は初めてのことばかりで、日々新しいことにチャレンジしています。営業職時代とは異なる視点やスキルが求められ、自分の業務の幅が広がっているのを実感でき、今もなお成長していると感じられることがこの仕事の大きな魅力です。

 

――印象に残っている苦労や、大変だったご経験はありますか

望月:もっと深く関わりたい業務があっても時短勤務のため自分のできることに制約があり、ジレンマを感じています。しかし私の退勤後もチームメンバーが業務を引き継ぎ、安心して任せられる体制を整えてくれているのでとても助かっています。
チームメンバーに助けられていることに感謝しつつ、その環境に甘えることなく、自分のやるべきことはしっかり成果を出してチームに貢献していきたいと頑張っています。

ご家庭での望月さん

――産休・育休から復職されるまで、どのようなサポートや働き方の工夫がありましたか

望月:入社後しばらくは人材派遣の営業を担当していて、個別の連絡が随時入るため、携帯電話が手放せないような日々でしたが、妊娠後は早めに引き継ぎを行い、外回りのない業務に切り替えるなど、体調への配慮をしていただきました。

復職時も働き方や就業時間の希望に沿って配慮をしていただいたので、安心して戻ることができました。

産休・育休を挟みながらも通算で11年この会社で働くことができているのは、その時々のライフステージや状況に合わせて柔軟に働ける環境と、周囲の協力があってのことで、とてもありがたいと思っています。

 

――家庭とキャリアを両立する中で、大切にされていることはありますか?

望月:今は家庭と仕事のバランスが取れるように、会社からのサポートをいただきながら、自分なりに子育てで実現したいことも大切にしながら、日々の生活を組み立てています。

子供は3人で、毎日がまるで動物園のようです(笑)。朝7時過ぎにまずは長男と一緒に2人の妹を保育園へ送り、長男の小学校登校と一緒に私も出勤しています。夜9時まではほとんど座る暇もないほどで、帰宅後は習い事の送迎や食事、入浴などであっという間に時間が過ぎていきます。

そんな中でも、子どもたちを寝かしつけた後は、忙しい自分にとってのリセットの時間です。飲み物を片手に動画を見たり、静かに過ごしたり……。そんな何気ない時間が、日々の中での小さなご褒美になっています。

キャムコム 産休育休

――子育てをしながら働く中で、今の職場環境をどのように感じていますか?

望月:職場では、先輩社員や同期に子育て中の仲間ができたことが大きいと思います。保育園の情報を共有したり、ランチタイムに育児の悩みを話したりすることが、気持ちの支えになりました。ママ友という枠だけでなく、お世話になっている先輩方や後輩たちとは環境が変わった今も子供と一緒に遊ぶなど、プライベートでも親しくしていただいています。同期入社のメンバーとは今もとても仲が良くて、人間関係に恵まれていると思います。仕事と家庭を両立する上で、職場は自分にとって大切な居場所になっています。

仕事をしていると「早く子どもに会いたいな」と思い、家庭で育児に向き合っていると「会社に行きたいな」と感じます。そんな不思議なバランスの中で、どちらも大切に思っています。

 

――日々のモチベーションはどのように保っていますか?

望月:入社式の日、人財開発部の責任者の方に「いつかあなたのもとで仕事をさせてください」とお願いしました。それから11年が経ち、その言葉が現実になった今、一緒に働けることが大きなモチベーションになっています。業務の中で直面する課題について気軽に相談できる環境がありがたく、すぐそばで上司の仕事ぶりを見て学べる日々に、刺激と成長のチャンスを感じています。ずっと憧れていた人と肩を並べて同じ目標に向かって仕事ができることが、日々のモチベーションになっています。

 

――子育てをしながら働く中で、特に苦労したことを教えてください

望月:職場復帰の前に保育園の入園が決まるかどうかは不安でした。無事に保育園が決まり、具体的な復職日を決めた後は安心して準備をしたことを覚えています。

また子供の発熱は突発的に起きるので、保育園からの電話で早退せざるを得ないことがあります。自分の立てた予定通りに仕事ができず苦労しますが、できるだけ早め早めに仕事を進めることを心がけています。

 

――今後の展望を教えてください

望月:採用に携わるようになってから、学生の皆さんに会社の魅力をどう伝えるかを常に意識するようになりました。仕事内容だけでなく、実際に働く人の雰囲気や、どのような環境で日々を過ごすのかを具体的に伝えることで、学生さんが自分の将来を想像しやすくなるよう心がけています。「望月さんの説明や話を聞いて、この会社に決めました」と言っていただけたときは本当に励みになります。これからも、学生一人ひとりとしっかり向き合いながら、会社の未来につながる出会いをつくっていきたいと思っています。

 

まとめ

3人の子育てと仕事を両立しながら、毎日を全力で駆け抜けている望月さん。
朝の送り出しから夜の寝かしつけまで、休む間もない生活の中でも、限られた時間を最大限に生かし、着実にキャリアを積み重ねています。復職に際しての不安も、会社の柔軟なサポートや仲間の存在によって乗り越えてきました。尊敬する上司とともに働く今の環境は、大きなモチベーションとなり、成長の糧にもなっているとのこと。
また、担当する採用業務では、「望月さんの説明を聞いて、この会社に決めました」の声が、日々の忙しさの中でも頑張る力になっているそうです。

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