企業の経営において中核を担う部署がバックオフィスと称されるコーポレート部門、その中でも特に重要な業務を行っているのが、経理や総務などの数字を扱う部署となります。
今回登場していただく加藤さんは2025年に新卒採用されたばかりで、1年目から経理部門の担当として配属されています。まだ新人である彼が毎日をどのように過ごし、どのような業務でやりがいを感じているのか。本人に直接お話を伺うことで、日々成長する彼の活躍を紹介いたします。
※文中敬称略。所属は取材時のものです

会計や税務などの経理業務を担当
──財務経理部の業務、そして加藤さんの仕事内容を教えてください
加藤:財務経理部は、3つの領域に業務が分かれています。
一つ目は総務部門で、会社の重要な会議体の運営、会社情報や資格の管理、稟議制度の運用、物件や車両など設備の管理を主に行っています。
二つ目は財務IR部門で、予算実績の数値分析と報告、資本提携やM&Aの検討、市場分析、企業分析、会社の資金管理を主に行っています。
私が担当するのは三つ目の経理部門で、ここではグループの運営で発生した経費の支払いや月次・年次の会計数値の確定、そして法人税や消費税などの申告や納税業務を行います。
私は今年2025年に入社したばかりということもあり、すべての業務を把握しているわけではありません。今は先輩たちから新しい業務を教えていただいたり、業務の中でわからないことがあれば質問したりと、サポートを受けながら日々頑張っています。
正確性が何よりも大事。だからチームで取り組む
──加藤さんが仕事で感じるやりがい、逆に反省しているところを教えてください
加藤:経理部門は月初に前月分の決算業務を行うのですが、この繁忙期を乗り越えた時にやりがいを感じます。実は財務経理部の取り組みの一つとして、会計確定業務の早期化に取り組んでいる最中で、月次の会計業務を翌月の7日までに完了させなくてはなりません。
この時はメンバー全員がダブルチェックなどを行い、期日までに間に合わせるようチームワークを発揮します。それだけ忙しいこともあり、無事にやり切った時の嬉しさはひとしおです。
実はダブルチェックなど分担して作業を行う際に自分の確認する分しか頭になくて、期日ギリギリに他のメンバーに迷惑をかけてしまったことがありました。経理でもっとも重要なのが数字の正確性ですので、ちょっとのミスも許されない状況だからこそ、チームワークの重要性を理解した上で、そこに関わる自分自身の意識をしっかり持たないといけないと思いました。

上司との談笑も多く、相談しやすい関係づくりができています
小さな積み重ねを意識しながら成長を目指す
──加藤さんが仕事を行う際、特に何を大事にしていますか
加藤:経理の仕事は、日々の積み重ねが大事だと考えています。小さなことでも積み重ねていけば大きなことになっていくように、正確な数値を積み重ねていく地道な努力を心がけるようにしています。これはミスにおいても同じことが言えて、小さなミスでも蓄積していけば取り返しのつかないほどの大きなミスとなってしまう。まだ小さなうちに、一つひとつのミスを無くしていくことも大事にしているポイントです。
こうしたことを意識して、繰り返して仕事に取り組むことによって、業務の正確性やスピードが向上していると実感しています。日頃の努力を疎かにしなければ、きっと自分の成長につながってくると思います。
メリハリのある仕事を行う職場環境
──加藤さんが所属するチーム体制について教えてください
加藤:私の部署は新宿センタービルにある新宿経理部門で、メンバーは正社員が7名、契約社員が1名という構成となっています。担当上司は私の3年上の方で、彼を中心にみんなが協力し合って業務を動かすという体制です。
職場の雰囲気はオンとオフのメリハリがあり、業務中はみんな集中して作業を行っていますが、休憩に入るとお互いに雑談するという感じ。コミュニケーションも普段から積極的に行われています。

一日のほとんどの時間がパソコン業務 経理は机上の整理整頓も大事です
──加藤さんの1日の流れについて教えてください
8:45 出社
9:00 オフィス内の掃除
9:15 朝礼
9:30 メールチェック
9:45 債務データの入力作業
12:00 昼休み
13:00 再びメールチェック
14:00 部内ミーティングに参加
15:00 領収書の仕訳作業とデータ入力
17:30 夕礼
18:00 退勤
加藤:通常期はだいたいこんな感じ。繁忙期はもう少し忙しくなります。
不安になったら目の前のことを着実に取り組む
──最後に学生さんへメッセージをお願いします
加藤:就職活動を続けていく中で、将来についていろいろと思いを巡らすこともあると思います。その度に自分の選択が正しいのかどうか、不安になることもあるでしょう。
そんな時はまず自分の目の前にあることを着実に取り組んでいけば、少しでも着実に事態は前に進んでいきます。そのような地道な取り組みを一つずつ重ねていけば、必ず自分の成長にもいい影響を与えてくれるはず。未来の自分は、今の自分自身でつくっていくものです。これからのことに漠然と不安になるよりも、今を精一杯頑張ってほしいと思います。

誠実に丁寧にインタビューを受け答えする加藤さん 人柄が出ています
まとめ
まだ1年目ということもあり、仕事の一つひとつが学びとなる状況であることをご理解いただけたと思います。
今回は経理における新卒社員の頑張りを紹介しましたが、キャムコムグループにはまだまだたくさんの新入社員が活躍し、部署や個人の目標達成に向けて日々頑張っています。
今回の加藤さんを含め新入社員はゼロから地道な努力を重ねて一人前へと成長しています。つまり、誰にでも大きな成長ができるチャンスがキャムコムグループにはあります。ぜひみなさんも、私たちと一緒に社会人への第一歩を踏み出しましょう。
 
                  





 
             
            