異動の数だけ、武器が増える。何度も環境を変えてきた社員が語る「転居あり異動」のリアル

異動の数だけ、武器が増える。何度も環境を変えてきた社員が語る「転居あり異動」のリアル

 

この記事でわかること

  • キャムコムグループの「転居を伴う異動」のリアル
  • どんなタイミングで異動があり、どんな変化があったのか
  • 異動がつらかった時期と、それを乗り越えたきっかけ
  • 「仕事がない」「環境が落ち着かない」中で何を感じていたのか
  • 異動経験が、現在の新規事業やキャリアにどう活きているのか
  • 異動を“不安なもの”から“前向きな経験”として捉えるヒント
  • 「全国勤務」「転居あり」という言葉に、少し不安を感じている人にこそ読んでほしい内容です。

 

就職活動をしていると、「全国勤務」「転居を伴う異動あり」という言葉に、少し身構えてしまう人も多いのではないでしょうか。

知らない土地での生活。ゼロから築く人間関係。仕事もプライベートも一気に変わることに不安を感じるのはごく自然なことです。

今回お話を伺ったのは、キャムコムグループで長くキャリアを積み、転居を伴う異動を何度も経験してきた鮫島慎吾(サメジマシンゴ)さん。
今でこそ第一線で活躍する鮫島さんですが、実は「最初から異動を前向きに捉えていたわけではない」と振り返ります。

※文中敬称略。所属は取材時のものです。

 

 

気づけば、いろいろな場所が「自分の拠点」になっていた

 

―――まずは、これまでのキャリアについて、簡単に教えてください。

鮫島:
2008年に入社して、静岡、富士、藤沢、厚木、浜松、そして現在は西新宿。振り返ると、本当にいろいろな拠点で働いてきました。正直、自分ではそこまで意識していなかったんですが、こうして並べると「確かに多いな」と自分でも驚きますね(笑)。

 

―――全国勤務が前提のキャムコムグループの中でも、かなり多い方かもしれませんね。入社してすぐの頃、異動についてはどう感じていましたか?

鮫島:
実は、異動そのものより、正直つらかったのは仕事の状況でした。
私が入社した2008年は、ちょうどリーマンショックの真っ只中。
営業に行っても門前払いされる毎日で、「自分にできる仕事がない」という状態が、何より精神的にこたえました。

 

―――成果が思うように出ない中で、環境も変わっていく。それは苦しいですね。

鮫島:
そうですね。やってもやっても結果につながらない。頑張っている実感すら持てなかった時期でした。
でも今思えば、あの「何もない」時期があったからこそ、どこへ行っても「まずは自分で仕事を作る」というハングリー精神が養われたのかもしれません。

 

「ここで踏ん張れた」厚木で得た、拠点を創り上げる手応え

 

―――そんな中で、転機になった場所はありますか?

鮫島:
一番は厚木店ですね。当時は人員が少なくて、「やりたい人がやる」という裁量の大きい拠点でした。
そこで営業という枠を超え、後輩の育成や拠点の運営そのものに深く関わるようになりました。初めて「会社に与えられた仕事をする」のではなく、「自分たちの手で拠点を創り上げる」という手応えを持てたんです。

 

―――役割や立場も大きく変わった時期だったんですね。

鮫島:
はい。うまくいくことばかりではありませんでしたが、自分で考えて、決めて、責任を持つ。その経験を若いうちに凝縮して積めたのは大きかったですね。

 

家族と異動|「自分一人の問題」ではなくなった

―――転居を伴う異動で、一番大変だったことは何ですか?

鮫島:
 結婚して子どもができてからですね。自分一人ならどうとでもなるのですが、家族がいるとそうはいきません。
「単身赴任か、家族で引っ越すか」。生活環境も含めて、その都度家族と本音でしっかり話し合ってきました。

 

―――制度や環境面での支えはありましたか?

鮫島:
はい。会社側も社宅制度などでしっかりバックアップしてくれました。何より家族が私のキャリアを理解し、協力してくれたことが一番の支えでしたね。

 

すべての異動が、新規事業の「武器」に繋がっている

 

―――現在は、新規事業で外国人材の雇用支援サービスを提供する「mintoku(ミントク)」に携わっていますが、異動経験が活きていると感じる場面はありますか?

鮫島:
毎日感じています。mintokuは前例のない事業なので、「このやり方が正解」というものがありません。
ですが、私は異動のたびに地方の製造業、介護、IT、物流など、多様な現場をこの目で見てきました。その一つひとつの景色が、今の私の「アイデアの引き出し」になっています。

 

―――「異動してよかった」という実感でしょうか。

鮫島:
「今になって、全部の経験が一本の線で繋がった」という感覚が一番近いですね。無駄な経験なんて、一つもありませんでした。

 

異動を支えた考え方

 

―――異動を重ねる中で、ご自身の中で大切にしていたことはありますか?

鮫島:
「仕事を獲りにいく」「すぐやる」。この2つです。
やりたい人がいなければ、自分がやる。社内の小さな仕事でも、それは自分を成長させる「機会」を獲りにいくことだと思っています。環境が変わることを恐れるより、その環境で何を得られるかに集中してきました。

 

就活生へのメッセージ

 

―――最後に、転居を伴う異動に不安を感じている学生へ、メッセージをお願いします。

鮫島:
新しい土地、新しい人、新しい仕事。確かに大変です。でも、それって全部「今しかできない、あなただけの経験」でもあるんですよね。

新しい環境に飛び込むとき、不安をゼロにする必要はありません。大切なのは、その不安を抱えたまま、まずは一歩踏み出してみること。最初から「マイナスだ」と決めつけずに、その先にある景色を想像してみてください。それだけで、あなたのキャリアの選択肢はぐっと広がるはずです。

 


 

編集後記

異動は、誰にとっても簡単なものではありません。それでも、環境が変わるからこそ得られる視点や、鍛えられる強さがあります。鮫島さんのキャリアは、異動が単なる「消耗」ではなく、着実な「積み重ね」になることを、静かに、そして力強く教えてくれました。

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