12月1日に、私たち綜合キャリアグループは「キャムコムグループ」へと統合されました。新たなグループ名称とともに生まれた様々な取り組みのひとつに、コーポレートアイデンティティ(CI)の策定があります。
CIとは、「企業が自らの存在意義を社内外に示すために、理念や行動指針を体系立てて定めたもの」を言います。
実は綜合キャリアグループには、2001年の設立以来、社外に向けたミッションなどはありませんでした。
その代わりの役割を果たしていたのが「結社目的」です。
自分は何のために働くのか?という問いに対して、ひとり一人が答えを持つこと。
そして、その目的を達成するための場所として、この会社を選ぶこと。
同じように自らの目的をもって集まってきた仲間たちと共に、結社すること。
その結果として、社会に成長をもたらすこと。
私たちの原動力は、ひとり一人の目的意識であると示しているのが結社目的です。
今までは主に社内で共有されてきた結社目的ですが、グループ名称変更に伴い社会に対しても私たちの存在意義を示すという思いから、新しくキャムコムのCIが生まれました。
通常、CIの中心となるのは「パーパス(存在意義)」や「ミッション(使命)」ですが、キャムコムグループでは「バリュー(行動基準)」を置いています。
これは、結社目的を「私たちは何に価値を置き行動する集団か」=バリューと解釈し、これこそがキャムコムグループの核であると考えているためです。
Values:人を力づけ、“いい仕事”を創るための行動基準
1.目的実現 Challenge 自己の成長と成功の道筋を学ぶ場に。
2.感謝と敬意 Thanks and Respect 仲間、環境に感謝し、敬意を。
3.利便性の追求 Accessibility アイデアとテクノロジーで人財がより活きる仕組みを創る。
Mission:果たすべき役割
人事領域をメインに、企業・求職者双方の利便性を追求し、生産性向上と雇用機会をつくる
Vision:ありたい姿
“いい仕事”を、最も創出する企業へ
Purpose:目指す未来と提供価値
人を力づけて、“いい仕事”を創り、生きる力にあふれた社会をつくる
また、繰り返される「いい仕事」という言葉には、複数の意味が込められています。
それは「いい仕事」が、それぞれの人や企業にとって「豊かな生活を実現させる仕事」であったり、「成長と社会的価値に繋がる仕事」であったりと、一つ一つ違うものだと言えるからです。
そして、それぞれの思いを満たす形で仕事を創りだすことが、私たちにとっての”いい仕事” です。
仕事を求める人と、人を求める企業、そして私たち三者それぞれの求めるものを実現するという思いから、“いい仕事”がキーワードとなりました。
「社員の未来のための」と銘打っているように、結社目的は社員の心構えのために作られたものでした。
しかし、今後キャムコムグループとしてより一層成長をしていくためには、社会に対しても私たちの存在意義を発信する必要性があります。社外に向けてのメッセージとして定められたのがCIなのです。
また、CIはただ作られただけでは意味がありません。
社会という広い視野を意識して作られたものだからこそ、今までより高い視点を持った組織に成長するため私たちを導くことが、CIが果たすべき役割であると言えます。
新しいCIとともに次の成長に向けて歩み続けることが、これからのキャムコムグループの目標です。