「働く」に関する社会課題をビジネスで解決するキャムコムグループの株式会社 綜合キャリアオプション(本社:東京都港区、代表取締役:大泉 高太 、以下: 綜合キャリアオプション)は、2024年6月に「いわて半導体関連産業集積促進協議会」(Iwate Semiconductor and Electronics Industries Promotion Conference:I-SEP)へ参画しました。世界的に需要が高まり成長を続けている半導体業界ですが、国内では人材が不足しており、人材の確保や育成の強化が課題となっています。そこで綜合キャリアオプションは、これまで製造系や事務系の人材を育成・派遣してきたノウハウを活用し、人材不足を解消する一助となるべく新たな人材の確保と育成に於いて半導体業界へ本格的に参入します。
需要の増加に伴い課題となる働き手の確保
半導体業界はデジタル化の進む現代において大きく拡大し続けてきた産業であり、国内投資がさらに加速する見通しです。日本でも新たな半導体工場を作る動きは近年ますます活発となっており、それに伴い日本の各地で半導体人材育成の取り組みが広がっています。一方、技術者の高齢化と中堅人材不足によって長年にわたり人材不足に悩まされており、 キオクシアや三菱電機などの半導体業界の主要8社で、今後10年間で少なくとも4万人程度の半導体人材が必要になると見込まれています。※
※出典:JEITA 半導体部会「国際競争力強化を実現するための半導体戦略2023 年版」2023年5月15日
「いわて半導体関連産業集積促進協議会」(以下:I-SEP)について
I-SEPは、岩手県の半導体関連企業等、産業界、教育機関、支援機関等が一体となって設立された、産学官連携プラットフォーム組織です。半導体関連産業に係る交流や連携の場を創出するとともに、地場企業の技術力向上や専門人材育成等の取組みを通じて関連取引の拡大や関連企業の立地等を促すことにより、岩手県の半導体関連産業の集積を促進することを目的としています。I-SEPでは、半導体関連産業の持続的な成長を支える人材の育成・確保について議論を重ね、産学官が連携して半導体関連人材育成施設を整備することに合意し、2025年4月の開設に向けて、公益財団法人いわて産業振興センターが事業主体となり施設の整備を進めているところです。
岩手県は、世界的な半導体デバイスメーカーや製造装置メーカーが立地して地域経済を力強く牽引しているほか、北上川流域地域を中心に様々な基盤技術を有する地場企業群が集積しているとともに、岩手発のオリジナル技術や優れたものづくり人材が蓄積されているなど、半導体関連分野において競争力ある産業集積を形成する高い優位性を有していることから、今後更なる業界の発展が見込まれています。
半導体人材への育成と派遣計画
綜合キャリアオプションはこれまでに製造系や事務系の人材を育成・派遣してきた豊富な実績を活かし、半導体業界の人材需要に応えるために、即戦力となる人材を派遣する体制を整えていきます。2025年4月に開設予定の半導体関連人材育成施設を活用して研修を行い、カリキュラムを受講し終えた人材を周辺企業に派遣します。
綜合キャリアオプションは、2025年度内に岩手県でまずは100人の雇用創出を目指し、今後も半導体業界の発展に貢献していきます。
今後の展開
キャムコムグループが持つ特定技能外国人など外国人材活用の豊富な実績を活かすことで、日本国内の労働人口の減少に対応し、半導体業界への人材供給を図ります。今後は、岩手県だけでなく他の自治体や地方のコンソーシアムにも段階的な参画を予定しています。
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https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000071942.html