キャムコム(CAMCOM)グループ

「働く」に関する社会課題をビジネスで解決するキャムコムグループで外国人雇用に関する包括的サービスを提供する株式会社キャムグローバル(以下キャムグローバル、本社:東京都新宿区、代表取締役:三石晃史)は、名鉄グループの登録支援機関である名鉄エリアパートナーズ株式会社(以下名鉄AP、本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:林裕二)とともに、インドネシア現地から特定技能1号のトラックドライバー候補者の直接採用を支援。2025年11月21日、その候補者11名が名鉄NX運輸株式会社(以下名鉄NX運輸、本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:吉川拓雄)に入社し、同年12月22日から2026年1月3日までキャムグローバルが運営する宿泊型外国人材研修施設「キャムテック エデュックアカデミー」にて、日本の生活・慣習、交通ルールの習得や日本語力向上の研修を受けたことをお知らせします。

現在は、名鉄NX運輸江南支店に勤務しながら、外国免許証切り替え試験(外免切替試験)に取り組んでいます。全員インドネシア現地で大型免許を取得済みのため、2026年4月を目標にトラックドライバーとして業務を開始する予定です。

名鉄NX運輸におけるドライバー職の外国人採用は今回が初めて。深刻な運転手不足への対策として、2024年3月、在留資格の1つ「特定技能1号」の対象分野に自動車運送業(トラック・バス・タクシー)が追加された制度改正に合わせて採用活動を進めてきたため、全国的にも早期の海外現地採用事例となります。

キャムテック エデュックアカデミーで研修初日に座学を受けるドライバー候補生たち

 

日常生活に欠かせない自転車の乗り方・インドネシア人に多い喫煙のマナーもお伝えします

13日間、畳に布団の生活を体験しました

 

エアコンの使い方や電気の節約も大切な学びです

お風呂の入り方、マナーについてのレクチャー

 

運送ドライバー不足解消の切り札|現地採用・育成型「特定技能」モデルの構築

トラックドライバーの高齢化や労働時間に上限が設けられた「物流の2024年問題」により、トラックドライバーが大幅に不足することが懸念され、何も対策を講じなければ2030年度には輸送力が34%(トラックドライバー34万人相当)不足し、物流の停滞が懸念されています。(*1)深刻な運転手不足への対策として、2024年3月、在留資格の1つ「特定技能1号」の対象分野に自動車運送業(トラック・バス・タクシー)が追加され、さまざまな企業が外国人ドライバーの採用に取り組んでいます。

キャムグローバルでは、国内在住の外国人材と企業をスピーディーに繋ぐ「国内採用支援」と、海外現地から次世代の戦力を継続的に供給する「現地採用・育成スキーム」の両輪を回すことで、物流業界の多様な採用ニーズに応えています。本件では、自動車運送業のリーディングカンパニーの一つである名鉄NX運輸の早期・大規模採用計画に向けて、現地採用・育成スキームを構築し、伴走支援しました。

*1.出典:国土交通省物流・自動車局「令和6年度物 流 ・ 自 動 車 局 関 係 予 算 概 要」

 

【特定技能外国人ドライバー採用・育成・定着支援】キャムグローバル・クロスボーダーエコシステム

 

1. 国内採用だけでは成し得ない「大規模かつ安定した」供給体制

自動車運送業は特定技能に追加されて間もないため、他業種(建設、農業、外食など)とは異なり、国内に経験者の人材プールがほぼ存在しません。そのため、国内在住者の採用は即戦力として期待できる一方で他業界との奪い合いになり、大規模採用や長期的な人員計画を維持するには限界があります。そこでキャムグローバルでは、この構造的限界を打破するため、国内採用のみに頼らない「海外現地での直接採用・育成スキーム」による、新たな人材の確保を推進しています。

 

2. 「運転技能」を超えた、複合的なプロスキルの育成

自動車運送業における特有かつ最大のハードルは「日本の運転免許」の取得ですが、それ以上に現場で求められるのは運転技術に留まらない複合的な能力です。日本の物流現場では、単に荷物を運ぶだけでなく、荷主との高度なコミュニケーション能力や、緊急時の臨機応変な判断力が不可欠です。

キャムグローバルでは、インドネシア現地の提携機関である日本語学校、教習所を通じて、内定後から研修・教育を開始し、入国・入社前から「現場適応力」を養います。

 

⚫「物流品質」を支える接客・マナー教育
荷主(シッパー)との接客対応や積み降ろし時の細やかな配慮など、日本品質の物流サービスに不可欠な「おもてなしの心」を養うよう、日本の文化と慣習について幅広く教育します。

⚫トラブル対応能力の習得
万が一の車両故障や交通事故、配送遅延が発生した際の報告・連絡・相談(ホウレンソウ)や、一次的なトラブルシューティングをシミュレーション形式で習得します。

⚫徹底したスクリーニング
現地提携機関の選定から厳格に行い、人材の運転適性や身体能力に加え、多角的な業務への柔軟性と責任感を、現地でスクリーニングしています。

 

3. 社会的責任を果たす「安全文化の継承」と定着

自動車運送業は、一歩間違えれば人命に関わる業務であり、他業種以上に「安全」に対する社会的責任が重くのしかかります。海外からの新規採用において懸念される品質と定着の課題に対し、以下の2軸で応えます。

⚫日本のハイレベルな安全文化を教育・共有
名鉄グループが長年培ってきた「安全文化」に則り、入国前から入国後までの一貫した教育プログラム構築を支援。日本独自の高い安全意識を、複合スキルを持つプロの誇りとして継承させます。

⚫孤立を防ぐ包括的コミュニティ支援
同郷の先輩従業員との親睦や、地域社会との交流を通じて孤独感を解消。心身ともに健やかにハンドルを握り続けられる環境を創出します。

 

4. 未来の物流インフラを支える持続可能なスタンダード

本取組みは、場当たり的な人員確保ではありません。インドネシアの若く豊かな才能と、世界最高水準にある日本の物流品質を融合させ、両国の経済に寄与する「クロスボーダー・エコシステム」を構築するものです。

キャムグローバルは、この「現地採用・育成・定着」の一気通貫モデルを、これからの日本における外国人ドライバー雇用の新たな「品質基準(スタンダード)」とし、持続可能な物流インフラの維持に貢献してまいります。

 

関係者からのコメント

■雇用企業: 名鉄NX運輸 外国人採用担当部長

2025年2月にインドネシア現地で面接を実施し、当社にとって本格的な外国人採用のスタートを切りました。初めての取組みということもあり、入管制度の変更対応や諸手続きに時間を要し、入国が予定より1カ月ほど後ろ倒しになるなど、採用担当者としてもスムーズに進まない難しさを実感する場面が多くありました。

今回の受け入れにあたっては、「入国後の生活」と「受入れ態勢」を万全に整えることを最優先に準備を進めました。具体的には、寮の確保から家具・家電、日用品の買出しまでを人事部がすべて行い、到着したその日から不自由なく生活を始められる環境を構築しました。また、イスラム教徒である彼らの文化を尊重し、食事への配慮や礼拝スペースの確保、柔軟なスケジュール調整など、多角的な視点から体制を整えました。「一日も早く日本の生活に慣れてほしい」 「日本に来てよかった、名鉄NX運輸を選んでよかったと感じてもらいたい」この一心で整えたサポート体制こそが、今回の取組みにおける最大のポイントでした。

深刻な人手不足と言われる物流業界ですが、そんな中で海を越えて日本まで働きに来てくれた11名は、私たちにとって大切な仲間です。単に仕事を助けてもらうだけでなく、彼らと一緒に働くことで、社内に新しい文化や考え方が広まっていくことを心から楽しみにしています。彼らが当社で明るく元気に活躍できるよう、これからも全力で支えていきたいと思っています。

 

■登録支援機関: 名鉄エリアパートナーズ 戦略事業部長

私たちの役割は、11名のドライバー候補生たちが安心して日本の生活になじみ、プロとして安全にハンドルを握り続けられるよう、寄り添い続けることです。単に生活を支えるだけでなく、物流を支えるプロの基盤として「法令・ルールの徹底(コンプライアンス)」を重んじ、外国人材が孤立することなく、心身ともに健やかに就業できる環境づくりを何よりも大切にしています。11名の間には、すでに互いを補い合うチームワークが芽生えており、非常に頼もしく感じています。今後は、日本人社員や他国の仲間とも文化の垣根を越えて尊重し合える、多様性に富んだ職場環境を整えてまいります。

また、名鉄グループの一員として、長年培ってきた「安全文化の継承」を支援の核に据えています。交通ルールや車両の取り扱いといった技術面はもちろん、日本独自の「安全に対する高い意識」を彼らに確実に伝えること。それこそが、彼らを一過性の労働力としてではなく、次代の物流を担うプロフェッショナルとして定着させるための鍵になると確信しています。

本プロジェクトを通じて、外国人ドライバー雇用の新たな「品質」と支援の「スタンダード」を確立します。地域社会と物流を守るリーディングカンパニーとして、日本のインフラを支え続ける持続可能なモデルへと高めてまいります。

 

■採用支援企業: キャムグローバル 特定技能ドライバー戦略責任者

私たちは2024年3月の閣議決定以前から特定技能への自動車運送業の追加を見込み、物流業界の深刻なドライバー不足を解決するため、海外現地での採用と教育を軸とした新たな供給力の確保を模索してきました。大手運輸企業が求める規模の人材数を安定的に確保するためには、国内在住者に頼るだけでなく、海外での人材発掘と育成が不可欠です。

本プロジェクトでは、弊社が製造業界で培ってきた日本語・ビジネスマナー研修をベースに、現地の送出機関や教習所と密に連携した「独自の外国人ドライバー育成スキーム」を構築しました。このスキームは単なる労働力の供給ではなく、日本の物流品質を理解し、現地の熱意ある外国人材がプロとして成長するための「相互理解のプラットフォーム」として機能します。

名鉄グループとともに、この前例のない海外現地採用モデルを成功させることで、特定技能外国人ドライバーに対する物流業界および社会からの信頼を醸成し、日本の物流インフラが抱える課題解決に持続可能な形で貢献してまいります。

 

■特定技能ドライバー候補者 入社にあたっての意気込み

S・A・R氏(30代・男性)

チャレンジングでありながらとても楽しい運転という仕事に魅力を感じ、陸上輸送の世界に飛び込みました。準備の段階で大変だと感じたことは、日本での外免切替に必要なステートメントレターやアポスティーユといった書類を作成する手続きでした。選考の過程では、すべての先生方が親切に教えてくださったおかげで、終始楽しい気持ちで取り組むことができました。

入社後の目標は、まず物流トラックドライバーとしての業務にしっかり取り組み、将来はフォークリフトの操作にも挑戦したいと考えています。また、物流の仕事をより深く理解するために、入荷から出荷まで一連の流れや、倉庫管理・在庫管理などのマネジメント面についても学び、全体の物流工程を把握できるようになりたいと思っています。

 

S・P氏(30代・男性)

会社に迎え入れていただき、本当に感謝しています。私がこの仕事に応募した理由は家計を助けるためで、インドネシアでは、私の仕事であるドライバーの給料が低かったからです。選考の間、私たちは何カ月もかけていくつかの研修を受けました。準備で一番難しかったことは、ステートメントの書類を作る時に、警察と手続きをしなければならなかったことです。その手続きには多くの時間がかかりました。

これから、この会社のドライバーの一人になることで、会社の発展を支えていきたいです。

 

K・A・L氏(20代・男性)

日本に来るのは初めてで、最初は不安もありましたが、周りの方がとても優しく温かく迎えてくださったので、すぐに安心して過ごすことができました。面接の時も緊張しましたが、担当の方が親切に対応してくださり、よい雰囲気を感じました。入社した後も、職場の方がみな優しくて、丁寧に教えてくださるので、とてもよい環境だと感じています。

入社後は、まず物流の基本をしっかり理解して、間違えないよう丁寧に仕分けの作業ができるようになることを目標にしています。職場のみなさんはとても優しいので、私も信頼されて一緒に働けるメンバーになりたいと思っています。

 

S・S氏(40代・男性)

入社までは言葉の面で苦労しました。特に、面接に向けて敬語やビジネス会話を学ぶことが大変でした。しかし、周りの方々にアドバイスいただき、毎日練習を重ねることで自信を持つことができました。また、書類準備や面接対策の時間調整も簡単ではありませんでしたが、諦めずに挑戦し続けたことで、採用していただくことができました。この経験を通して、努力を続ければ必ず結果が出るということを実感しました。

入社後は、まず仕事の基本を確実に身につけることを目標にしています。そして先輩方から多くの知識を吸収し、チームの力になれるよう成長していきたいと考えています。将来は、責任のあるポジ

ションを任せていただけるようにスキルを磨き、会社に貢献できる人材になることが目標です。また、日本語能力も向上させ、より円滑にコミュニケーションが取れるよう努力していきます。

 

M・Y氏(40代・男性)

私はプロのトラック運転手になることを夢見ています。5年後には、家族とともに日本で暮らしたいと思っています。

私は日本語教師として、政府のインターンプログラムを通じて多くの参加者を日本へ送り出してきました。将来は日本人のビジネスパートナーを持ち、民間プログラムを通じて、全国の工場や企業に生徒たちを紹介したいと思っています。

 

T・S氏(30代・男性)

日本に来る前には、運転や日本語など色々なことをがんばって勉強しました。

将来は、いい運転手になりたいです。もっと日本語を上手になって、インドネシアの後輩たちを支えるリーダーになりたいです。

 

P氏(40代・男性)

日本語を15年あまり話していなかったので、面接で苦労しました。

どんなに遠くてもトラックを運転する準備はできています。運転できることが、私はとてもうれしいです。

 

H・N氏(20代・男性)

運転が好きなのでこの会社に入りたいと思い、面接のために日本語を学び直しました。私のライバルは運転も日本語も私より上手な先輩でしたが、諦めませんでした。一番大変だったことは、運転の研修と日本語の勉強で、そのために前職をしばらく休み、貯金で生活せねばならなかったことです。しかし、この会社で働くチャンスをもらうことができ、とても感謝しています。

私は安全を最優先にし、時間を守り、荷物を安全に届けるプロドライバーをめざしています。

 

M・M氏(40代・男性)

採用計画で大型トラックのドライバーを育成すると聞いていました。まずは小型トラックから大型トラックへとステップアップしていき、当初からの希望であるトラックドライバーとしてのキャリアを継続していきたいと考えています。

 

M・R・H氏(30代・男性)

インドネシア国内で初めて見た日本での運転職の求人だったので、非常に興味をそそられました。選考開始時には約80名の応募があったと後で知り、インドネシアでのこの分野への関心の高さが分かりました。

北海道から沖縄まで、日本全国の都市で大型トラックを運転し、いつかはフォークリフトの資格を取得し、大型トラックへの荷物の積み下ろしを一人でこなせるようになりたいです。この機会を与えてくださった名鉄NXに感謝し、心を込めて、常に情熱を持って仕事に取り組んでいきます。

 

H氏(40代・男性)

日本の運送会社で働くことに興味があったので、この会社に応募しました。最初は採用されるかどうかとても不安でした。一番不安だったのは面接時です。名鉄NX運輸は応募者が多く、誰もが採用されたい一心で競い合っていたため、合格まで緊張が続きました。

今後はできるだけ早く運転免許を取得し、長くドライバーとしての仕事を続けていきたいです。

 

<本事業・サービスに関する問合せ先>

株式会社キャムグローバル
担当:大山・大川 Mail:info_cg@cam-com.jp

 

会社概要

キャムグローバルは、外国人雇用に関する包括的サービスを提供しています。

本社 :東京都新宿区西新宿1丁目25番1号 新宿センタービル38階
代表者 :代表取締役 三石晃史
設立 :2024年7月
資本金 :5,000万円
事業内容:外国人雇用・定着支援事業、外国人向け求人メディア運営、外国人材紹介事業 等

https://cam-global.co.jp/